カップ麺と褪せた背表紙

人間的であったり非人間的であったり、一般的であったり限定的であったりするようなことを、不定期に書いていきます。

お茶の利尿作用っていいよね

最近ブログ更新してなくてあれなので、ずっと温めていた俺がもっと有名になったら書こうと思っていたものを書くよ。

 

ブログ、毎度毎度「最近更新してない」的な枕詞から始まっていてさすがにちょっとダレてきてる。ひらたてです。

 

今から話すのは中学一年生の時の話なんだけれど、まず俺が通っていた中学校は、水分補給のために水筒を持参することが許可されていた(義務ではなかった)んです。

たださすがに中学校の持ち物なのでジュースとかはNGで、基本は水かお茶のみ、夏場はスポーツドリンクも可、という感じで、つまり水筒の中身でボケるのは難易度高かったんですよ。

中学生の頃から既にお調子者で何かボケたいという思いがあって、中一の春に当時の担任からその水筒持参に関するルールを説明された時に、ここでボケたら結構おもろいなと思った俺はこう言ったんです。

 

「紅茶は持ってきて大丈夫なんですか?」

 

もしも紅茶がOKに含まれるのならば、例えばロシアンティーみたいなふうに、紅茶の種類でボケられるんですよ。それは幅が広がっていいなと思ったので担任に尋ねたわけです。

ただ、レモンティーやらミルクティーやら、ジュースに近い立ち位置にできる紅茶が結構グレーだというのは理解していたので、紅茶はダメだと言われたらダメで仕方のないことだなとは思っていました。

でも担任からの返答は予想していたものとまるでベクトルが違いました。

 

「お茶は持ってきて大丈夫です」

 

いやどういう意味だよ。

これは一瞬、紅茶の可否について答えているように見えて実際全然答えになってないんですよね。俺はあくまでも「紅茶」は「お茶=水筒の中身として持ってくることが許されるもの」に含まれるのかどうかを聞いてるんですよ。

一瞬納得しかけたもののすぐに疑問に至った俺は思わずどういう意味なのかと聞き返しました。

それでも、何度聞いても同じ「お茶は持ってきて大丈夫」という答えが返ってくるばかり。

今思えば俺はそこで諦めて別の先生に聞くべきだった(その中一の時の担任は教師2年目の若手だったので判断に困ることも多々あるだろう)(というか答えに困ったのなら自分だけじゃ決めきれない旨を話して他の先生と協議した上で後日回答にすれば丸かったのでは?)のだけれど、この全く要領を得ない返答にまるで納得がいかなく、ちょっとした口論にまで発展しました。教室でクラス全員で説明を受けていたのに、俺一人廊下に出されてサシで言い合いになりました。教師と揉める理由としてあまりにショボすぎる。

この中一の時の担任とは本当に馬が合わなくて、この件以降も多数ぶつかりあうことになるんですが、思えばこのお茶の口論がその発端だったような気がする。

 

で、このお茶の話なんですが、辞書によると

 

 

①茶の木の若葉を蒸し、揉みながらかわかしたもの。茶の葉。

②「茶①」に湯をさして飲む飲み物。緑茶。おもに、せん茶・番茶をさす。

③抹茶。

三省堂国語辞典より)

 

②茶の若葉を採取して製した飲料。若葉を蒸しこれを冷却してさらに焙って製する。(中略)湯を注いで用いるのを煎茶といい、粉にして湯にまぜて用いるのを抹茶または碾茶という。なお、広義には焙じ茶・紅茶・ウーロン茶・マテ茶などの総称。

広辞苑より)

 

㊀(前略)背の低い常緑樹。晩秋に白い花を開く。茶の木。〔ツバキ科〕

㊁日常的な飲料とする代表的な嗜好品の一つ。「茶㊀」の若葉から作る。〔木の種類・栽培法・製法により、玉露・煎茶・紅茶などに分かれる。また、広義では茶に類する飲料をも指す。例、ハブ茶・麦茶・玄米茶など〕

新明解国語辞典より)

 

 

3種類の辞書から引用しましたが、他にもWikipediaやその他のウェブサイトなどを参照してもらうとより詳しくわかると思います。少なくとも色々と調べた限りでの俺の解釈はこうです。

 

 

一般に言われる「茶」という飲料を指す言葉には、大中小3種の意味が存在する。

① 最も基本的な意味(大中小のうち「中」)においては、チャノキというツバキ科の常緑樹の葉を加工して製造された「茶葉」や「粉末茶」などに湯を注いで作られる飲み物の総称。葉の加工法により種類が異なる。緑茶・紅茶・ウーロン茶等が該当する。

────緑茶には多数の種類があり、煎茶・番茶のみならず、抹茶・焙じ茶・玄米茶なども緑茶に含まれる。

② 広義には、麦茶・マテ茶・そば茶・ハーブティーなどの、チャノキの葉以外のもの(多くは植物の葉や茎、花弁が使われるが、しいたけ茶といった真菌類に由来するものや動物由来のものも存在する)を乾燥させ、それを煎じて作られる「茶外茶」と呼ばれるものも、①と併せて総称される。

③ 狭義では、日本茶(=緑茶)を指す。特にそのうちの煎茶・番茶のみを指すことも多い。

 

 

この解釈のもと、当時の担任の「お茶は持ってきて大丈夫」を読み解いていくと、まず③のお茶を意図していた場合、ウーロン茶や麦茶を持ってきてはいけないわけですが、麦茶はマジで夏の必需品ですから当然みんな持ってきていますし、なんなら部活で麦茶作って冷やしておいたりとかもしますよね。ですが、麦茶が可能になる②のお茶を意図していた場合、紅茶はお茶に含まれるということになります。つまり、例外的に紅茶は許可されないと定められていない限りは持ってきていいわけです。

実際のところ、水筒の中身なんて自分から申告しない限りは、よほど強い臭いでなければバレることはないし、僕は紅茶持って行ってましたけどね。

 

 

 

やっべぇ話の落とし所がまるで見つからないわ。

この記事がお茶界の解釈の鉄板となるような未来を夢見ています。

 

P.S. HTMLタグが全然効かなくて困ってます。少なくとも引用部分は斜体にしたかったんだけどな