カップ麺と褪せた背表紙

人間的であったり非人間的であったり、一般的であったり限定的であったりするようなことを、不定期に書いていきます。

麻雀初心者向け講座

麻雀を全く知らないそこの君! この記事を読んで麻雀とは何をするゲームなのか理解して遊ぼう!

麻雀を知らない人でも麻雀っていうゲームが何かは知ってると思います。あのガチャガチャ音を立てる四角いちっちゃい駒みたいなやつを使うドンジャラみたいなやつです。

その麻雀で使う四角いちっちゃいやつを「牌(ハイ or パイ)」と呼びます。

麻雀とは、自分の手札としての13個の牌と、そこに追加される1つの牌とを組み合わせて「役」を作ってアガろうぜ! それを何回か繰り返して点数競おうぜ! というゲームです。
やることのニュアンスとしてはトランプゲームのファイブドローポーカーに近いかもしれない。ただポーカーと違うところは、役なし(ブタ)だった時にマジで何にもないことと、役をいち早く作り上げた人が勝ちだということです。


麻雀経験者の方へ
この記事は初心者向けなので、チートイや国士などの例外的な和了及び槓子の存在については一切説明していません。また、分かりやすさを優先した解説をしているので、厳密には間違いであることもそれがさも真実であるかのように語っています。



牌の種類
ワンプレーの麻雀で、全34種・各4個の合計136個の牌を使用します(4人麻雀の場合。3人だとまたちょっと違うけど基本のルールは4人なので今回はそちらを紹介)。そんなにたくさん種類を覚えられない? いいえ問題ありません。感覚はトランプ+αみたいなものですから。

牌には大きく分けて2種類あります。字牌数牌の2種です。一旦字牌のことは忘れて、数牌の話をします。
数牌の中には3つの系統があり、それぞれ萬子(マンズ or ワンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)です。トランプで言うところのスート♠️♥️♣️♦️みたいなものです。麻雀では、それぞれのスートに1から9までの9種類の区別があり、よって、数牌は全部で27(=3×9)種類あることになります。1~9のひと回りを1セットのスートとしてそれらが3種、さらにそれら全てが各4個ずつ。それが数牌です。1,2,3,...,8,9といって数字を表す牌なので、数牌です。

一方で字牌のほうは少し複雑で、これはトランプには無い要素と言えるでしょう。数牌は全部で7種類。それらがやっぱり各4ずつ。牌にデカく漢字1文字が書かれている牌と、何も書かれていない白い牌が字牌です。7つしかないのでそれぞれ名前を教えてしまいますが、東・南・西・北・白・發・中の7種です。その7種の字牌にも厳密には2つの系統があるのですが、それはこの記事では説明しません。


プレイ中に目指すところ
プロローグで、13+1個の牌を使って役を作ると言いました。ここでは一旦、役とは何なのかについて忘れてもらって、プレイヤーが目指す形を説明します。
「13+1」という含みがちな表記は次項で説明しますが、その14個の牌を使って我々が目指す形は
2コ+3コ+3コ+3コ+3コ
です。2コのほうを雀頭(ジャントウ)、3コのほうを面子(メンツ)と呼びます。
牌を3つでワンセット、それを4つ作って、さらに牌2つの雀頭も作って、それができたらやっと形になったということです。

ではその牌3つ、ワンセットの「面子」とはいったい何か。面子には2種類あります。順子(シュンツ)刻子(コーツ)です。
順子は読んで字の如く「順に並んでいる牌」のことです。
そして刻子は「3つ集めた同じ牌」のことです。

それぞれ詳しく見ていきます。順子のほうは、①の項で説明した数牌に限定される面子で、同じスートの中で例えば1,2,3とか、6,7,8とか、数字の順通りに揃えたものになります。8,9,1というような9と1を跨いだものは不成立です。簡単に言うと順子とは、同じスートで連続する3つの牌を揃えた面子のことです。

刻子は「3つの同じ牌を揃えた面子」です。例えば筒子の1を3つ揃えました、とか、あるいは萬子の6を3つ揃えました、とか。同じ牌が3つ手札にあるというのが刻子です。

そして飛ばしていましたが、雀頭(2コのほう)は、同じ牌を2つ揃えたものです。
ということで、プレイヤーはゲーム中に
雀頭(同一の牌を2つ)+面子(連続する牌を3つ or 同一の牌を3つ)×4」
という形の手札を作っていくのです。


プレイの流れ
プレイ開始時にシャッフルされた牌から4人に各13コずつの牌が配られてスタートです。配られた時点では手札はグチャグチャでしょうから、それらを整った2+3+3+3+3へと持っていくことを目的とするわけです。とはいえ初めに13コずつしか配られないんですよね。それじゃあ②の項で説明したように14コの牌を使ってを作るというのはどうするのかというのをこの項で説明します。

4人のプレイヤーで順番に、山に積まれている牌から1個引いて(この1個引く動作を「ツモ」といいます)、自分の手札から1個捨てる(この捨てる動作を「打牌」といいます)、を繰り返していきます。もちろん引いたばかりの牌をその場で捨てても構いません。捨てる牌はオープンにして自分の前に出すことになります。それを何周も繰り返して、必要な牌と要らない牌とで取捨選択をして、形を整えていって、ラストの1個を入手したら勝ちというわけです。

麻雀とドローポーカーとの1番の違いは、ポーカーは要らないぶんを捨ててから新しいカードを引くのに対して、麻雀は先に引いてから要らない牌を見極められるという点にあります。
字牌では順子を作れないと先述しましたから、手札の中に1つだけある種類の字牌は、それをに組み込むのは望み薄だということがわかると思います。追加で2個同じ牌を引き込まないと面子にできませんからね。それから同じスートの近い数字がない1つだけの数牌も同様の理由で望み薄ですよね。こういったふうに「今の手札から判断して最終的に使わなさそうな牌」から優先して捨てていくのが一般的なプレイスタイルです。

そしてゲームを進めていくと、あと1つ当てはまる牌が来ればが完成するという状況になりますよね。そのラストの1個に関しては、自分で引いてアガる(これのことは「ツモ上がり」といいます)ほかに、他のプレイヤーが捨てた牌に対して「ロン」(それ俺のラスイチだからもらうねという意味)と宣言して、それを奪ってアガる(これを「ロン上がり」といいます)こともできます。
形を完成させる14個目の牌は、引いて(あるいは他のプレイヤーから奪って)自分の手札からは捨てることをせずに、「常に手札としてある13個の牌+ラスト1コの得たばかりの牌」の14個でにするというわけです。

ツモした人に対しては、それ以外のプレイヤーが揃って点数を支払いますが、ロンをされてしまうとその牌を捨てたプレイヤーが点数の全額をアガったプレイヤーに支払うことになるので、ゲーム終盤では自分がアガることを諦めて他のプレイヤーにロンされなさそうな牌を積極的に捨てていくことも、時には必要になるのです。


役とは
②③では「2+3+3+3+3」を作ると言ってきましたが、プロローグでは「役を作ってアガる」と言いました。
そして、「役」というのは「2+3+3+3+3」の形のことではありません。「2+3+3+3+3」が作れても、「役」になっていないことのほうが多いのです。
では役とは何かと言われると少し難しいのですが、言葉にするならば「特定のパターンを満たす構成で2+3+3+3+3が作れていること」と言えばいいかと思います。
もっと直感的な、ニュアンス的な意味で言うと「なんとなく手札が綺麗な形してたら役」です。この考え方は初心者には難しいかもしれないけれど。この記事の後ろのほうにこういうの綺麗でしょという例を少し乗せておきます。
そして、麻雀というゲームでは、「2+3+3+3+3」の形が作れていても、その状態で満たしている役が存在しなければアガることができないのです。

役はその成立する難易度によってスコアが決まっていて、またアガった時に複数の役が同時に成立していればそれらは複合して点数が合計されます。点数の計算に関しては、初心者のころは計算ができる人にお願いしておけばいいでしょう。オンラインゲームなら計算はシステムが勝手にしてくれますし。
一般のルールだけでも役の種類は30個以上あると思うのでそれをこの記事で説明することはしません。役の種類については役一覧を調べてください。プレイ初心者のうちは手元に役一覧を置きながらプレイしたほうが好ましいと思います。

けれど、初心者がプレイする際にこれだけは目指しなさいという役をこの記事でも1つ解説します。
その役は立直(リーチ)と言って、手札が門前(メンゼン:鳴いていないこと。詳細は次項にて)で聴牌(テンパイ:あと1つ当てはまる牌が来れば2+3+3+3+3の形が完成するという状態のこと)になったら、プレイヤー自身の意志と行動で「付与」できる役です。
役とは「なんとなく手札が綺麗な形をしている」ことだと説明しましたが、この「立直」はあまり綺麗だとは言えないような状態の手札でも、プレイヤー自身の意志と行動で役の付いた手札にしてしまえるということです。あるいは役というのは複数個が同時に成立すればそれら全てがカウントされ、アガった時の点数が高くなりますから、既に役が付いている手札でも、更に立直を付与して高得点を狙いに行く場合もあります。
その行動とは、自分のターンで牌を引いた後、聴牌であれば、打牌しながら「リーチ!」と宣言して点棒(テンボウ:自分の持ち点を表す棒のこと。ポーカーにおけるチップ)を1000点ぶん場に出すことです。出した1000点はアガれれば返ってきます。他の人がアガったら、アガった人に奪われてしまいます。
立直を宣言してしまうと、そこから先は自分の手札を入れ替えることができません。ラスト1個の牌を自分で引くか他のプレイヤーが捨ててくれるかするまでは、ずっと引いては捨て引いては捨ててを繰り返すことになります。
門前で聴牌になったら必ず立直しなければならないというわけではありません。あくまでもプレイヤーの意志で立直するかどうかを決められます。


鳴き
③の項では、ラスイチの牌なら他プレイヤーから奪えるというような書き方をしましたが、実はラスイチでなくても奪うことは可能です。人から牌を奪うことを「鳴く」と言います。
鳴きには種類とそれぞれの条件がありますが、揃って言えることは、「あと1つ該当する牌が来れば面子(②を参照)が1セット完成する」時、つまり3牌使って作る面子のうち2牌を既に手札に持っている時に行えます。他のプレイヤーが捨てた牌に対して、それが欲しいという時に声に出して宣言することで鳴きを発動できます。
鳴いた牌とそれを含む面子は、他のプレイヤーから見えるようにして、卓の自分から見て右手前にオープンに置くことになります。
また、鳴くことによって自分の手札に牌が1つ増えるわけですから、順番にツモしていく時と同じように、牌が1つ増えた後、自分の手牌の中から1つ捨てることになるわけです。

そしてその鳴きの種類のうちひとつめは「ポン」です。ポンは刻子を作るための鳴きで、これは牌Aが他プレイヤーから捨てられた時に、牌Aを2つ手札に持っていれば「ポン!」と言って合計3つの牌を刻子とすることができます。

鳴きの種類ふたつめは「チー」です。こちらは順子を作るための鳴きで、これは牌Nが自分の1個前の順番のプレイヤーから捨てられた時に(ポンは他プレイヤー全員に対して可能ですが、チーは使える相手が限定されるというわけです)、自分の手札に「牌N-1,N+1」「牌N-2,N-1」「牌N+1,N+2」の2枚セットのうちどれかがあれば「チー!」と言って合計3つの牌を順子とすることができます。

鳴きの種類みっつめに「カン」がありますが、説明しません。これは初心者はやらんほうがいいよとだけ言っておきます。

鳴きを使えば簡単に手札を2+3+3+3+3の形に持っていけますが、鳴くことにはデメリットもあります。鳴いて作ったオープンにされている面子はそのゲームが終わるまで自分の面子として確定してしまう(鳴いて作った面子は「やっぱりこれいらないや」と牌を捨てることが不可能になる)ことや、鳴いた面子が無いこと(これを「門前」であると言います)が成立条件に含まれる役(前述の立直もこれです)が多数あるということです。つまり、最終的に目指す形を考えずに鳴いてしまうと2+3+3+3+3の形は作れても役がひとつも付与できずにアガれないということが起きてしまうかもしれないのです。
なので初心者のうちは一切鳴かずにいるほうがいいかもしれませんね。
ちなみにこれは初心者が勘違いしがちな要素ですが、字牌に対しては、ポンはできてもチーできません。②の項で順子は数牌に限定されると書いてあるのがそういうことです。それから、三人麻雀ではポンはできてもチーは行えないのが一般的です。


ゲームの流れ(大枠)
ここまでは「最初に牌が配られてプレイヤーが誰かアガるまで」をワンゲームとして説明してきました。ですがゲームの特性上、どのプレイヤーもアガれない場合があります。それは山に積んであった牌を全て引ききってしまった時です。そこまでゲームが回っても誰もアガれなかった場合、全プレイヤーで倒牌(手札を公開する)して、聴牌しているプレイヤーがいればその人たちの勝ちということで点数の移動があり次のゲームに移ります。

そう、麻雀は1ゲームで終わりではありません。この「最初に牌が配られ」て、「プレイヤーが誰かアガる/山に積んであった牌を全て引ききる」までの一回りを「1局」という数え方をします(厳密には違うんだけど)。
そして、その1局を、事前に決めておいた回数まで繰り返して勝敗を決します。
東風戦であれば4局、半荘戦であれば8局、といった具合です。
超ざっくりとしか説明していない(なんなら分かりやすさを優先して間違ったことを教えている)ので、詳しく知りたい場合は各自で調べてみてください。


そのほか知っておいてもいいかもしれない要素
名前だけ箇条書きで羅列しますので、各自で調べて知っておいてもいいかもしれません。あんまり色々書いてしまうと初心者向けの説明としてどうなのかという話になってきますので、このブログ記事では解説はしません。
・ドラ、裏ドラ、赤ドラ
風牌(自風、場風)
・カン
・王牌
断幺九タンヤオ)←立直と並ぶくらい成立させやすい役


こういう形綺麗でしょという例
④の項でちょっと書いたやつです。別にここの⑧項は読み飛ばしても構いません。
萬子をM、ピンズをP、索子をSで略記しています(M5=五の萬子)。
・【役の名前】(【読み方】)
【成立条件】
【成立例(分かり易いように2+3+3+3+3となるように表記)】


混一色(ホンイーソー/ホンイツ
一種類のスートと字牌のみで手札が構成されている。
東 東   P1 P2 P3   P5 P5 P5   P8 P8 P8   西 西 西


三色同順(さんしょくどうじゅん)
三種類のスートで同じ数字の順子を作る。
M9 M9 M2 M3 M4 P2 P3 P4 S2 S3 S4 南 南 南


一気通貫
一種類のスートの1~9で三順子を作る。
M1 M1   S1 S2 S3   S4 S5 S6   S7 S8 S9   P4 P5 P6


四暗刻
鳴き無しで四面子を刻子のみで構成する。
南 南   P2 P2 P2   P7 P7 P7   S6 S6 S6   S8 S8 S8
等々……



かなり噛み砕いて説明したので、麻雀がどんなことをするゲームなのかは分かってくれたんではないかと思います。このゲームの面白さはプレイすればするほど強く感じられてきますから、興味を持ったら是非気軽にやってみて下さい。はじめは経験者に考え方を伝授されながらやってみると、きっとより理解が深まります。そしてここに書いてあることだけじゃ分からないことがあったら、もっと詳しいサイトなどを調べてみてください。より奥深く麻雀を楽しむことができるはずですよ。

目覚まし時計

目覚まし時計を布団から出て歩かないと止められないないところに置くと起きられる! とか言うけど、それすると音聞こえないし、音聞こえたとしても止めに行く段階でキレて二度寝キメるのは当たり前なんだよな。
かといって手の届く位置に置くと寝ぼけた頭でスヌーズ止めて寝坊するし、俺のオススメは「足が届く位置に置く」。
足じゃスヌーズは止められないし、でも目覚まし時計の上のボタンで一時的に音は止められるから気分は悪くならないし、何度か足で殴ってスヌーズ止めるうちに自然と目が覚めて活動開始できるからいい。

バーガーキング ~その王たる威厳~

目が覚めた。やけにハッキリと夢を見た。普段はあまり夢を見ない──見ているけれど覚えていないだけかもしれないが──俺にしては珍しく、記憶に残る夢を見た。



バーガーキングでワッパーを頬張る夢を見た。




外出自粛が取り沙汰される前は、働いているバイト先の近くにあるバーガーキングに足繁く通っていた。少なくとも週1以上の頻度で足を運んでいたバーガーキングだが、残念ながら家の近くにバーガーキングはないんだ。バイト先が休業になって2ヶ月近く経つ今、それと同じだけバーガーキングにも行けてない。

身体がワッパーを欲している。アレはまるで麻薬だ。ワッパーの中毒性は計り知れない。まさしく精神安定剤。天からの贈り物のようなハンバーガーさ。

バーガーキングは素晴らしい飲食店さ。バーガーキングに行こうと思うだけで心が浮き足立つし、ワッパーが入った紙袋を提げて歩く帰り道はスキップしたい気持ちを必死に抑え込まなきゃいけない。ベージュの包み紙を剥がす時なんて、口元が緩むのを抑えられない。バーガーキングは気が利いてるから、包み紙を全て開くと、ハンバーガーが正面を向いてそこに佇んでいてくれる。マクドナルドのように「またハンバーガーが逆さに入ってますね」なんてことは起こらない。かの大物YouTuberも、あのときバーガーキングに行っていれば真っ当な人生を歩めていたかもしれないのさ。

そして遂にワッパーにかぶりつく。この時に衆目を気にしちゃあいけない。頬に付いてしまったコク深いワッパーソースも、口からこぼれ落ちそうになるシャキシャキのレタスをずずっとすする音も、そんなものはどうだっていい。ただそこに美味なハンバーガーがあって、それを頬張る。食うか、食われるか。たったそれだけのことさ。ワッパーを前にした時、ヒトは獣にならなくちゃいけない。そうすることがワッパーへの礼儀。ワッパーに対するビッグリスペクトを表現するにはこれしかない。傲岸不遜なそのハンバーガーを喰らう我々も、傲慢でなくてはならないんだ。

一呼吸置いてコーラを飲む。その喉越しはどんなビールよりも最高さ。またワッパーを頬張る。無心に喰らいつくワケじゃあない。目の前にワッパーがあれば、それを口に運ばずにはいられないんだ。手は、歯は、胃は、止まらない。

そして最後のひとくちを飲み込んで、紙ナプキンで口と手を拭う。丸めた包み紙には、心地よい満足感と浮ついた切なさが半々。でもこれで終わりじゃない。そう、ポテトがまだ残ってるじゃないか。一心不乱にワッパーと向き合った先程までとは打って変わって、それはまるで別れた恋人を想うバーカウンターの情景。ゆったりとポテトをつまんで、熱くなった体を落ち着かせていく。この時間が切なさを癒してくれるんだ。

ポテトも食べ終わって、いよいよ食事はおしまいさ。コーラのカップを揺すれば、カラコロと氷が歌う。それはまさしく祝福の歌。食材への、そして素晴らしい贈り物をくれたバーガーキングへの感謝の歌だ。ワッパーを食べれば、心が弾けて踊る。テーマパークのどんなアトラクションよりも最高の体験が味わえる。バーガーキングは最高のハンバーガーショップで、ワッパーは本当に最高のハンバーガーだ!


さて、ごちそうさまでした。

俺が1500字くらい語れそうなお題を頂けると大変嬉しい

夜ずっと起きてそのまま朝になると何時に部屋の明かりを消せばいいのかわからないよね。平舘です。

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今回の記事はそんなにしっかりと書きたい内容じゃないけどある程度の返答はしたいなというお題を消化するものです。

お題の投稿、ありがとうございます。

現在、このブログに書いてほしい内容を、皆様から募集しています。よろしければお好きなお題を、こちら(お題箱)から投稿してください。投稿は匿名です。

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自撮り
 - https://odaibako.net/detail/request/d6f9b29b970e4e42b71cfca61de15ffa

いや自撮りに対してなんも思ってることねえよ。自分の顔がそんなに嫌いじゃなくてそれをインターネットに晒すことにも抵抗がないからやってるだけだよ。かっこよく撮れてる俺の顔ってなんかおもろいだろ。それだけだよ。
強いて言うなら自撮りする瞬間よりもそれを加工してよりイケメンに見えるようにするのが楽しいです。自分の肌はそんなに気に入ってないのでそれを綺麗な色にできるとなりたい自分になれた感じがするよね。それにしても別に最近の俺はそんなに自撮りしてる人ではないけど。

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今までオフ会した時に会った面白い人や面白い出来事とかがあれば書いてください
 - https://odaibako.net/detail/request/5c796e4d396f4aa48fd1258d84bd8713

女の子のフォロワーと会って2人でカラオケに行ってえっちなことをしました。嘘です。
フォロワーと旅行に行った時に、旅館の料理で火にかけられただし汁と一緒に生のイカやキノコが出てきたのにも関わらず、どう考えてもしゃぶしゃぶなのに彼はそれをイカの刺身だと判断して生で食べていました。マジです。めっちゃイジり倒しました。お前そのだし汁をどう使うつもりだったんだよ。

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周りの友人紹介
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・掲載許可を取って回るのがダルい
・友達が少ないわけではないので全員は書ききれない
・それがきっかけで名前を上げなかった人と険悪になりたくない
・それぞれの人の魅力を適切に表現するには俺の文章は稚拙
・他人のふんどしで相撲を取っているみたいで気分のいいものでは無い

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好きなカップ麺について
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以前はぶぶかの油そばカップ麺が好きでした。今でも好きなんですけどアレ食うと胃もたれが酷いので美味しいのに敬遠してしまう。

ゆるキャン△のせいでカップヌードルカレーに大ハマりしました。これは手頃だし量もちょうどいいし美味しい。

安いと言うとごつ盛りですが、中でも塩焼きそばは美味しいです。ソースより断然好み。マジでいいよ。安くて量が多いので貧乏生活には欠かせない。

焼きそばなら一平ちゃん派です。ペヤングはかやくの感じが好みじゃない。UFOはよく知らない。

ローソンでどん兵衛を買うとごちうさのクリアファイルがついてくるキャンペーンがよくやっていたので、どん兵衛はその流れでよく食べるようになりました。安心する味。これインスタントの。

辛いカップ麺も好きではあるんですが、結局翌日の肛門の具合を想像すると文字通り尻込みしてしまってなかなか食べられません。結構上手いこと言ったなこれ。

寒い自意識と小説家気取り

 中学の、確かあれは1年生の頃の話だったと思う。太陽が痛い程ギラギラと照りつける夏の暑い日、学校指定の文房具屋(体操服とか上履きとかを売っている小さい店。タバコ屋も兼ねている)まで歩いて行った帰り道、信号待ちで突っ立っていると見知らぬお婆さんに話しかけられた。
 曰く「仕事なんだからちゃんと看板持って立ってなきゃダメじゃないの。こんな風に道に倒しておいたら危ないでしょう」と。
 見ると、黒く熱を帯びたアスファルトの上には、確かに看板が寝かされていた。マンションの内覧会か何かを案内する、大きな矢印が描かれた手持ちの看板が。
 お婆さんの急な世間話かと思った俺は、はぁとかえぇとか、愛想笑いを浮かべて適当な相槌を打った。
「そうですね、確かにこれじゃ危ない。こっちにでも立て掛けておきましょうか」
 そう言って俺はその看板を掴み上げて、通行の邪魔にならないような位置に無造作に立て掛けた。
「あらごめんなさいね。あなたが看板持ちの仕事をしてるのかと思ってしまったわ。全然違う人だったのね」
 そのお婆さんは、驚いた顔で俺にそう言った。
 驚きたいのはこっちである。当時中1で、ましてや服装だって7分丈のズボンにTシャツ1枚という、決して仕事中と思われるはずもない出で立ちの俺が、まさかお婆さんにその仕事をしていると思われていたなんて想像できるわけもない。既に信号は青く灯り、俺は呆けた顔をしながらそれを渡ることしかできなかった。

 7,8年も前のこの出来事を急に思い出した。あれはなんだったのだろうか。今でこそ実年齢よりは僅かばかり老けた顔つきをしている俺だが、当時は中学1年生。年相応に幼い見た目をしていたつもりである。看板持ちのアルバイトに間違われるような要素などどこにあっただろう。
 お婆さんの顔など最早全く思い出せやしないが、それでも特になんてことはないこの出来事と、その日のぽっかりと抜け落ちたような機械的に青い空だけは、何故か脳裏にしっかりと焼き付いている。



 いやこれ何? なんでこんなの書いてんだ俺?

優雅な百合 - 競馬の話

平舘です。

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ちょいちょい競馬の話をしてるけどハマったきっかけとか好きな馬とかいるの?
あと他のギャンブルはやる?
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お題の投稿、ありがとうございます。

競馬を始めた理由は超シンプル。友達に誘われたから。去年の11月だったと思います。

元々少し興味があったし、誘いを断る理由は何もなかったのであっさり着いていくことに。友達と話しながら探り探りで馬券を買うというのがなかなか楽しかったのです。

ウェブサイトで走る馬や騎手の成績を見比べたり、オッズを見たり、色んな情報を吟味しながら「これだ!」という馬を決める面白さがとても面白く感じました。

確かその競馬人生初日は収支マイナスだったかと思うんですが、それでも全然気が沈むことはなく、むしろこういう頭使って考えるっていう遊びを(音ゲーの譜面研究を除いて)久しぶりにした感じがあったし、かなり刺激的で、新しく良い趣味を見つけられたなという喜びがありました。

それからはその友達と待ち合わせて馬券場によく行くようになり、予定が合わなければ1人でも全然買いに行くようになりました。

穴馬を狙いにいってしまうきらいがあって、正直勝ててるとは言えない感じだったのですが、それでも複勝4.5倍の馬券を買えていたり、最近の話ですが'20きさらぎ賞で7番人気のコルテジアを見抜いたりと(グランレイとの馬連で買ってしまったので勝てたわけではなかったけど)、みんなが気づいてない馬を当てられた時の気持ちよさは素晴らしくてとても楽しんで競馬をやっていました。

そして来たる有馬記念2019。競馬を知らなかった頃でも名前だけは聞いた事があるような、1年の総決算のレースを迎えます。有馬記念直前の気合いの入れ方は尋常ではなく、1週間前からめちゃくちゃ調べまくって有馬記念のことだけを考えていました。

皆がアーモンドアイだアーモンドアイだと口にする、そんな中で俺の目を惹いたのは、リスグラシューでした。

出走馬の過去のレースを色々と見比べていった中で一際輝いていたのが、オーストラリアG1、リスグラシューの前走にあたるコックスプレートでした。最終コーナーからグイッ伸びて突っ走るリスグラシューのその姿にとても感動したのを覚えています。

「アーモンドアイに勝る馬はコイツしかいない」と、初心者ながらに目をつけたリスグラシュー。調べれば調べるほど、リスグラシューが勝つ未来しか見えなくなりました。

けれど何を不安に思ったのか、有馬記念の前日、いや当日の午前2時頃。どんな予想サイトにも決まって書かれている「◎アーモンドアイ」。出走記録にずらりと並ぶ1着。今思えば馬鹿な話ですが、それまで必死に調べて考えてきた予想を全部捨てて「アーモンドアイ買っときゃ間違いねえだろ!」と楽観視。当日握りしめた馬券に書かれるは「9️⃣アーモンドアイ」。

結果はご存知の通り。中団から颯爽と上がってきたのは赤い帽子、リスグラシュー。そのまま中山の芝生を蹴り飛ばし、混戦の中、それでも確かに外へ回って抜きん出て先頭で走り切ったリスグラシューの姿は、絶対に忘れられません。もちろん大外から駆けるサートゥルナーリアも、最後尾からの異常な追い上げを見せるワールドプレミアも、あのレースは本当に何度見ても飽きを感じない。

そして最強と謳われたアーモンドアイ。何を思ったか場の空気に流されて馬券を買ったその馬は、上がりきれずに9着。

結果としては競馬にはボロ負け。流されずにリスグラシューの馬券を買っておけばよかったと何度も後悔しました。けれどあのリスグラシューが走る姿の輝かしさを見れば、悔しいけれどもどこか清々しくすら感じました。

まさにその有馬記念2019で、すっかり競馬の虜になってしまいました。それと同時にリスグラシューのファンになってしまったことは言うまでもありません。けれどリスグラシューにとって、その有馬記念が引退レース。正しく「有終の美」を飾ったわけですが、あのカッコイイとしか言い様のないリスグラシューの走る姿を見ることはもう叶わないと思うと、本当に寂しく感じます。

そんな有馬記念を経験して、競馬がより一層好きになることこそあれど、飽きることなどあるわけがありません。そんなこんなで競馬にすっかりハマってしまったというわけでした。ちゃんちゃん。


ということで、競馬にハマったきっかけは友達に誘われた+有馬2019が衝撃的すぎたこと。好きな馬はリスグラシュー。他のギャンブルはやってません(カジノに興味はある)。


あの有馬記念のような、本当に手に汗握るレースを、また見たいです。見たいよね。

宅配健康

ハチミツを入れたマグカップに牛乳を注いでレンジで温めてそれにシナモンシュガーをまぶした飲み物にハマっています。とても甘いけれど、シナモンのスパイス感で甘ったるくはなくて飲みやすいです。平舘です。

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健康に生きていくために何かしてることあれば書いてください
 - https://odaibako.net/detail/request/fc0c4cbc8eee41d1a2375970870f45c0

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お題の投稿、ありがとうございます。


全く健康に生きてるとは言えない俺にそれを聞くとは、すごいな。勇気あるな。不健康になりたいんかな。

そうですね、健康のためにやっている事ですか。困ったな、そんなにないんだけどな。例えばそうだなぁ。

ここ数日はだいたい14時くらいに寝て19時~0時くらいのあいだに起きる生活をしています。まともな時間に寝たほうがいいです。

事業所移転の派遣バイトをたまにしているので、普段はそれで運動した気になっています。が、その仕事も4月になってから現場がなくなって入っていないので、20分程度の散歩を除けば何も運動していません。運動はしたほうがいいです。

休みの日はずっとベッドの上で横になり、極力動かないようにしています。せめて座ったりして体を起こしておいたほうがいいです。

体を横たえておくと体力をほとんど消費しないので、空腹感を満たす程度にお菓子をつまんだり炭水化物を口にしたりするだけで済みます。美味しくて栄養バランスのとれた食事をしたほうがいいです。

お酒は好きで、毎日というわけではないですがそこそこ飲みます。飲まないほうがいいです。

タバコは日に5~10本ほどと、とても多いわけではないですが嗜みます。吸わないほうがいいです。

こんな感じに、体にいいこととは真反対のことしかしていないです。ダメ人間すぎる。



でも健康ってもうひとつあると思うんですよね。心の健康。

まぁ、だからと言って心がとっても健やかなのかと言われたら全くそんなことはないんですが、せめて多少なりとも健康な精神を保てるようにしていることはないこともないです。

例えばお気に入りのお菓子や飲み物をルーティンのように食べたり飲んだりするとか、あるいは心をからっぽにしてできるゲームやらスポーツやらを見つけるとか。


それから自尊心を満たせる何かを見つけるとか。


自尊心ってすごいんですよ。それがあると精神衛生上すごくいい。充足感がヤバいです。ていうか自尊心が満ちてないとどんどん気が沈んでいってゲロ吐きそうなくらいの無力感に落ちていっちゃいます。

自尊心。存在している意味、これだけは負けないという、自分の取り柄。そんなものがあった頃の俺はとても輝いていたし、その満ち足りていた自尊心を打ち砕かれた瞬間には、それはもうまるで日食が起きたかのように不気味で薄暗い世界に包まれて身動きが取れなくなる。

自尊心から来る充足感がなくなるというのは、大切な支柱が抜け落ちるみたいに、いとも簡単に精神の崩落が起こってしまいます。

自分の精神の支柱に成り得る何か、自尊心を得られる何かを作っておく事が健康に直結すると思います。それがたくさんあった頃の俺は、明らかに今よりも健康で幸福だった。


そんな自尊と充足とアイデンティティをテーマにした、数年ぶりのエッセイ作品を執筆中です。近日公開予定。2020年のうちに出せたらいいな。




そういえば心の健康が侵されている人のことはメンヘラと言うけれど、身体が不健康な人のことはボデヘラって言わないよね。

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平舘です。

中学卒業後に入った高校を中退し、その後編入した通信制の高校を卒業。 それからはフリーターとして親の脛を齧りつつ生活しています。

趣味は音ゲー、旅行、麻雀、競馬など。

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